
お客様がこないのは世の中のせい!うちは本にも紹介されているし、大丈夫!
ところが突然電話もメールも入らなくなって、一年前、思い切ってアビリティコンサルタントへ電話しました。
あの時の勇気がなければ今はどうなっていたのか?
長野県茅野市奥蓼科温泉郷にある渋・辰野館様は、創業100年の温泉宿で、平成18年7月にHPの作り直しをしました。オープンしてからの売上状況や(株)アビリティコンサルタントの活用ノウハウなどを聞きました。
【目次】
» 奥蓼科温泉「渋・辰野館」様のことについてお聞きします。
創業から100年を数える白樺林に囲まれた山の中の一軒屋の旅館です。
客室は14室。奥蓼科の大自然と信玄ゆかりの温泉が楽しめる宿です。
戦国時代に武田信玄が戦いで傷ついた重臣や軍馬を密かに湯治させたといいます。山小屋風の宿で心と体を休めて頂くようなシンプルで自然と一体化したような宿です。
90%が都会生活のお客様です。大自然の森の中ですから、音もない、何もない、自然があるだけです。施設は整っていません。
» 当初のHPやITの環境はいかがでしたか
ホームページ(HP)はありましたが「信玄の薬湯」としてマスコミに取り上げられていましたので、HPのアクセス数は沢山ありましたが、全く予約に結びつきませんでした。
予約システムは付いていませんでしたので、電話予約が殆どでした。お客様はリピーターであったり雑誌やテレビを見たといったお客様で90%が電話予約でした。
左・辰野氏 右・弊社代表|広野 嘉代子
インターネットはゲームをやったりメールをしたりと若者が使うものと解釈していました。
うちは本にも紹介されているし、大丈夫だと思っていましたので、この辺では最初のHPを作るのは、遅い方でしたね。
5年ほど前に会計システムと顧客管理とHPが連動しているという事で、少々高かったのですがこのソフトを購入しました。
予約システムがついていませんので電話予約です。電話予約ですから本当に来てくれるのか心配でした。旅行会社も直前にキャンセルになることが多くなっていましたからいつも不安な気持ちでしたね。
なぜ、ホームページを作り変えようと思ったのか?は冒頭にもお話しましたが、電話もメールも突然こなくなってしまいまして、とても不安になったからです。
» どんな基準で選ばれたのですか?
ずいぶん前からアビリティコンサルタントさんから毎月1回出ていたメルマガを読んでいました。世の中のメールは半分うそっぽいと思っていましたが、御社のメルマガには事例が事細かに載っていましたから、信頼していました。
「予約システムもこうなっているんだなー」予約システムがあれば好きなときに予約ができるから、やっぱりないとダメだなーと思っていました。
電話ですと確認の為、手紙をださなくてはいけないが、予約システムでは宿泊の確認メールもお客様に自動的に届くから本当に安心です。
このプランならこの料金、人数が増えればこの料金とセレクトできるし。
それからアビリティコンサルタントさんが女性の経営者ってところも決めてでした。女性の視点でうちの宿を診断してもらえるところでしょうか?
何しろお客様がこないのは世の中のせいだったり、みんなで渡れば怖くない。そんな気持ちもありましたね。お客様は待っていても来ませんから積極的にHPで売っていかないとダメですね。HPを真剣にやって見てよくわかりました。
予約も確実に入ってくるようになりました。ネット予約が90%電話予約が10%と以前のHPの頃から思うと全く逆転してしまいました。
左・辰野氏 右・辰野氏の息子さま
本当にお客様が来てくれるかの心配もなくなり、ずーっと先の予約も入ってくるので、予定が立てやすくなりました。
ホームページをリニューアルしていち早くITの大手「じゃらん」から声がかかりました。中高年の平日動ける人もターゲットにしている、「ゆこゆこ」からも話があり、このサイトの宣伝効果もでてきました。HPをリニューアルしてから、お客様はネット関連が中心になりました。
作って頂いたHPが自然豊かな一軒屋、そのままに偽りなく制作して貰いましたので、お客様は100%宿のことを理解して来て下さるので、宿に来てHPと違っていてがっかりしたと言ったマイナスイメージがありませんから良かったと思います。
年間を通じてHPの売上は2400万円以上はあったと思います。
じゃらんからも入るようになって、時代の波に乗ったと思っています。
足踏みはできないので、自分の目が行き届く範囲でこのままがんばり続けたい。ネット予約はお客様が申込書に全て記入してもらえるので、その人のことがよく分かる。
キャンセルもなくなって、ほぼ100%に近い人がちゃんと来てくれているのでとても安心できます。
思い切ってHPをリニューアルして本当に良かったと思っています。
雑誌の紹介よりもHPは詳しく掲載してあるので、HPを見て森がつながって北八ヶ岳の「渓谷の宿」のイメージが表現してあります。
「あこがれの宿」と言われることもあり、嬉しいですね。
» 最後に渋・辰野館様から見たネットから来るポイントは何だと思われますか?
HPをつくる上で自分からこういう風に作ってくださいではなく、外から見て、ここを全面に出して作りましょうと判断してもらったことが良かったと思っています。
その結果、トップページは宿の自然のままに、外観とお風呂と料理を大きくフラッシュで掲載してもらいました。それが故意によく見せようじゃなく自然のままに載っていたことですね。
森林に囲まれた開放感いっぱいの露天風呂
それから1キロ先が別荘地ですから、そこに住んでいる方達が、昼間にお風呂に入りに来るお客様も多いのです。
そんなことも考え昼食もやろうと考えています。多少高くても価値観がわかる、こだわりに賛同して頂けるお客様に来てもらえばよいと思います。
余裕のある方は早めに予定を組んでいるようで、直前予約は少ないように思いますね。
これからは前向きに投資をしていこうと積極的になることができました。
これも安定的にお客様が来てくれるとの予測ができるから、次なることに目がむけられるのだと思います。