
この記事について
今、ホテル・旅館では、人材不足をはじめ、業務効率化・コスト削減をデジタルツールで解決しようという動きが増えています。
さらにインバウンド需要の拡大を目指し、国を挙げて宿泊観光業のDX化を進めています。
そういった流れもあり、自治体の間でDX化推進につながる補助金が増えています。
アビリブでは、宿泊業の経営者の経営課題・現場スタッフのお困りごとを、デジタルを駆使し、全方位でサポートします。
この記事では、IT導入補助金2025について、そして申請に対応しているアビリブのサービスをご紹介します。
【今、デジタルツールは“掛け算”で勝ちに行く】
アビリブのオススメは、ツールの掛け算。
行政によるIT導入補助金を活用し、
「せっかくなら複数のITツールを導入しよう」
「補助金を活用し、より高い効果を狙いに行きたい」
という施設様が増えています。
特にお問い合わせが増えているのが、この組み合わせ。
■QRコードを使った、宿泊施設様向けの館内コミュニケーションツール、「アビコンシェルジュ」
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■ホテル・旅館に特化したAI多言語チャットポッド「アビチャット」
これらデジタルツールの導入後、効果を実感していただくお客様が増えています。
✅️館内案内をデジタル化し、お客様への説明時間を短縮
✅️印刷物の廃止でコストを削減
✅️チェックインでの案内時間短縮で業務効率化
✅️多言語表示によりインバウンドのお客様にも対応
✅️内線問合せ件数の大幅削減、対応待ちによるお客様のストレス軽減
✅️スタッフの人材不足・働きやすさ対策
✅️お客様の満足度向上
この記事ではIT導入補助金2025と、ツール導入による効果をご紹介します。
❓️IT導入補助金って何?
❓️自分の施設も対象になるの?
❓️どうやって申請するの?
❓️どんなITツールを導入できるの?
❓️アビリブのデジタルツールが知りたい
❓️導入後、どれくらい効果が上がったか知りたい
という施設様必見!
補助金✕アビリブのデジタルツールで、ホテル・旅館の業務効率化と生産性の向上、コスト削減を実現しましょう!
1:IT導入補助金2025とは

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX導入等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金です。
対象となるITツール(ソフトウェア、サービス等)は事前に事務局の審査を受け、補助金HPに公開(登録)されているものとなります。※1
また、相談対応等のサポート費用やクラウドサービス利用料等も補助対象に含まれます。
補助金申請者(中小企業・小規模事業者等のみなさま)は、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」とパートナーシップを組んで申請することが必要となります。※1
※1 複数社連携IT導入枠を除きます。
出典:IT導入補助金2025「IT導入補助金の仕組み」
2:補助の対象となる事業者
IT導入補助金2025の対象となる宿泊業(ホテル・旅館)の定義は以下の通りです。
【中小企業等の旅館業の定義】
資本金の額または出資の総額が5,000万円以下の会社、または、常時使用する従業員の数が200人以下の会社および個人事業主
【小規模事業者の旅宿泊業の定義】
常時使用する従業員の数が20名以下の会社および個人事業主
*常時使用する従業員とは、労働基準法第20条に規定する「あらかじめ解雇の予告を必要とする者」を意味します。
3:補助枠の種類と補助率・補助額と補助対象
申請枠には下記の5種類があります。アビリブが登録しているITツールは「通常枠」です。
この「通常枠」を活用し、施設のDX化を推進していきましょう。

アビリブでは通常枠の「補助率:1/2以内」「補助額:1プロセス以上 5万円以上150万円未満」で交付申請を行っています。


4:交付申請・手続きフロー

交付申請までは、いくつかの段階を踏んで交付が決定します。
交付決定の後も、補助事業の実施・事業実績報告・補助金交付・事業効果報告まで、
IT導入支援事業者として多彩なITツールを展開するアビリブがサポートをいたします。
アビリブは宿泊観光業に特化し、数多くの補助事業者様の交付申請から効果報告までをサポートしてきた実績があります。
業務と並行しながらの交付申請に不安を感じている補助事業者様に対して、二人三脚で最後まで丁寧にサポートいたします。
ホテル・旅館のDXを実現するためのITツールの選定、課題の洗い出しからお任せください。
アビリブへのお問い合わせはこちら
5:対象となる、アビリブのデジタルツールは【2つ】
IT導入補助金2025の交付対象となるアビリブのデジタルツールをご紹介します。
いずれも【通常枠 補助額150万円未満】での交付申請をサポートいたします。
- 1,abi-Concierge(アビコンシェルジュ)
アビコンシェルジュは、スマホ・タブレットでQRコードを読み込んで利用する、宿泊施設向け多⾔語コミュニケーションツール。
ソフトウェア・初期⼊⼒代⾏・運用⼊⼒代⾏が対象となります。
*ソフトウェア、運用⼊⼒代⾏は最⼤2年分が補助対象
https://prime-con.jp/
【アビコンシェルジュの特徴】
「コンシェルジュのように、館内のインフォメーションをきめ細やかにサポートできたら…」
「インバウンド対応できるスタッフがいない」
「施設案内や宿泊約款など、多言語に対応するコストを削減したい」
など、今まさに施設を利用しているお客様への対応と満足度向上・コスト削減・インバウンド対応をDX化でまとめて解決。
現在、約800もの宿泊施設に導入されています。
■デジタル館内案内+最大109言語に対応
宿泊者は館内に掲示されているQRコードをスマホやホテルタブレットで読み込むだけ。
宿泊約款や館内案内、観光情報などを最大109言語(DeepL技術搭載)で表示できます。
アプリ不要、ノーコード対応で、管理も簡単です。
■客単価アップ+リピーター獲得を促進
追加料理・飲み物の注文(クイックオーダー)・エステ・貸切風呂・館内アクティビティなどの予約がスマホからできるため、客単価アップに直結します。
さらにクーポン配布やLINE連携により、リピーター獲得にもつながります。
■業務効率&コスト削減
フロントでの案内業務や印刷物の削減により、人手不足の解消とコストカットが可能。
また大浴場やレストランなど、混雑状況を可視化することで、チェックインの円滑化やピークタイムの混雑緩和、クレームリスクも軽減されます。
※混雑センサーはIT導入補助金の補助対象外。
ITツールを導入することで、DX化を実現。人手不足やコスト削減、満足度向上を同時に実現します。
2,abi-Chat(アビチャット)

アビチャットは、ホテル・旅館に特化したAI多⾔語チャットボット
ソフトウェア・初期⼊⼒代⾏が対象となります。
*ソフトウェアは最⼤2年分が補助対象
https://www.ab-net.co.jp/dx/abi-chat/
【アビチャットの特徴】
直接予約率の向上や問い合わせ件数削減を実現する、アビチャット。
特にインバウンド対策に高い評価をいただいており、DX化のメリットを実感できるITツールです。
■24時間365日対応による業務効率化
スタッフ不在時や電話が繋がりにくい時間帯でも、自動で即時応答が可能。
■多言語対応でインバウンド対策を強化
日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語を標準対応。オプションで100言語以上にも対応可能です。
■自動応答とオペレーター対応の切り替え機能
一般的な問い合わせはAIが自動対応。緊急時や込み入った問い合わせは、スタッフによる対応に切り替え可能。
■問い合わせ内容のデータ蓄積と分析による改善
質問内容・使用言語・キーワードなどをデータ化し、マーケティング施策やサービス改善に活用。
DX化だからこその、効率的な「次の一手」の検討をサポートします。
■コスト削減および人件費の圧縮
問い合わせ対応の大幅な自動化により、スタッフ対応による工数・コストが削減されます。
■顧客満足度(CS)の向上
即時応答と多言語対応により、利用者のストレスや不満を軽減。
利便性が高まり、顧客の満足度向上に貢献。
■予約促進や直販連携による売上アップ
チャット内で宿泊プランを紹介し、自社予約に自然に誘導します。
特にWebからの予約数の増加も期待できます。
■宿泊業に特化したノウハウとサポート体制
宿泊観光業に精通したアビリブによるテンプレート提供や導入支援のほか、専任スタッフによる初期セットアップと運用フォローで、導入後もフルサポート!
導入から利用開始までスピード対応。最短5営業日で施設のDX化が実現します。
6:活用事例:アビコンシェルジュ
実際に、各ITツールを使って施設のDX化を実現した施設様をご紹介します。
お客様にストレスなくツールをご利用いただくための工夫や、DX化をしたことで得られた効果など、ぜひご覧ください。
■十勝川モール温泉 清寂房 様

キーケースにQRコードを印字することで、館内のどこにいてもアビコンシェルジュを参照できる動線を構築
また全客室設置のタブレットから、「過ごし方」「貸出アメニティ」「タクシーの手配」といった情報を見ることができるようコンテンツを作成
【実現した効果】
✅️チェックインの工数の削減
✅️フロント対応業務の削減
具体的には…
・チェックイン時に伝える情報を、アビコンシェルジュで網羅。チェックイン対応時間を削減することで、スタッフの工数とお客様の待機時間を削減
・こだわりの貸出備品やエステメニューを、ブランドサイトへのリンク付きで紹介することで、付加価値を向上
・帰りのタクシー予約をアビコンシェルジュから行うことで、急な対応やチェックアウトピーク時の案内工数を削減
十勝川モール温泉清寂房様ではデジタルツール導入によるDX化で、スタッフの工数削減やスムーズなご案内による満足度向上を実現しました。
導入事例のインタビューはコチラ
■雲仙宮崎旅館 様

A4の案内チラシに、詳細情報としてQRコードを付けてご案内することで、高齢のお客様への理解にも配慮。
QRコードは各客室内のWi-Fi情報近くに置き、目につくような動線を形成。
【実現した効果】
✅️室内の洗練さの向上
✅️紙のコスト削減
✅️チェックインの案内時間の短縮
✅️客単価の向上
✅️インバウンド対応と理解促進
具体的には…
・バインダーやラミネートなど、紙物が溢れていた客室をスッキリ洗練した印象に
・100室分の紙物の設置コスト・工数を削減
・バリアフリー対応ほか3種類の貸切風呂を画像付きで紹介することで、貸切風呂の予約率アップ
・大浴場のページに、観光庁サイトからDLした多言語での入浴方法画像反映。インバウンドの入浴方法に関する指摘がなくなる
雲仙宮崎旅館様ではDX化を通して、スタイリッシュな世界観の演出やインバウンド対応、顧客単価アップを実現しました。
導入事例のインタビューはコチラ
■アワーズイン阪急 様

1400室という規模とお客様数を踏まえ、室内・館内のデジタルサイネージ・エレベーターの掲示板などにQRコードを設置することで、多くの人の目に触れる動線を形成。
明るい色彩の背景を入れることで、よりアテンションを高める効果を演出。
【実現した効果】
✅️1日100件近い内線対応を半数まで削減
✅️年間約90万円(約75,000円/月)かかっていた案内用紙・ラミネート費用をゼロに
✅️案内用紙の補充にかかる清掃効率の向上
✅️案内用紙の内容変更・ラミネート作業の時間を、1.5時間→1分へ大幅削減。スタッフの作業負担も大幅軽減。
✅️インバウンドへの案内の充実・人手不足解消
具体的には…
・温浴施設やWi-FiのID・PWといったよくある内容のご質問が減少
・部屋置きの案内用紙をなくすことで、スッキリした客室を演出
・急な案内内容の変更にも、即・一括対応を実現
・利用の多い台湾のお客様に対して、中国語話者のスタッフがいない場合でも、同品質以上の対応を実現
・アクセス数データを確認し、外国語の案内のニーズを把握。今後の運営方針の指針をデータ収集できる
DX化を通じて、対応品質の向上や顧客データの収集を実現しました。
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■河津温泉郷 海遊亭 様

現状、アビコンシェルジュをメインに、紙での案内も一部残している。今後はアビコンシェルジュのみに絞り、更に効率化を進めていく予定。
さらにアビコンシェルジュを利用したお客様に利点となるサービスを含め、お客様の有意義な旅のお役にたてる情報も発信する。
【実感した効果】
✅️旅館のコンセプトをインバウンドに正しく訴求
✅️言葉の壁による情報のご伝達を防止
✅️インバウンドのお客様とのコミュニケーションの活性化
具体的には…
・“時を大切に感じる”というコンセプトを多言語対応のアビコンシェルジュで訴求することで、言葉の壁を克服
・温泉・料理・人の温もりなど、普遍的な価値をアビコンシェルジュで伝え、インバウンドへの魅力づけ強化
・お客様のタイミングで、ゆっくり館内や観光プランに活用できる満足感への寄与
・QRコードで簡単に情報を確認できるため、口頭での案内よりも的確に情報伝達が可能
・インバウンド向けに、お品書きの詳細説明を実装。満足感向上と、スタッフとのコミュニケーションに寄与
河津温泉郷海遊亭様では、インバウンドのお客様へのブランディングや理解促進を、DXを通じて実現されました。
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■松田屋ホテル 様

コロナ禍に、接触を避けるために導入。
導入以降、アビコンシェルジュへの入口を館内各所に設けて、お客様への周知を図る。
【実感した効果】
✅️滞在中のお客様に対して、予約後から来館までの間、宿泊についての心配事を解消するためのコミュニケーションツールとして活用
✅️滞在後、次回のご予約案内などをフォローできるサービスプラットフォームとしての役割を実現
具体的には…
・「おもてなし」の新しい可能性の創出
・チェックアウト時の混雑状況が確認できるモニターを設置。チェックアウトの混雑によるストレスやスタッフの負担を軽減
・維新の志士ゆかりの場所や書画骨董などを紹介する館内ツアーを、アビコンシェルジュで実現
・宿の歴史を知る「おもてなし」の創出と、顧客満足度の向上・ファン創出の実現
松田屋ホテル様は、宿泊施設の魅力発信や、混雑緩和によるお客様満足度向上を、DX化を通じて実現されました。
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■関西シティホテル 様

コロナ以降、稼働状況が徐々に戻り、全国旅行支援などの混乱で、スタッフが疲弊したことをキッカケに導入
少ない人員でお客様に正確な情報を効率的に伝えるため、各部屋にQRコードを設置し、業務効率化とスタッフの負担軽減を実現
【実感した効果】
✅️紙のインフォメーションの削減により、年間156万円(約13万円/月)のコスト削減
✅️リアルタイムで様々な情報提供を実現
✅️タクシー手配によるベルスタッフの業務軽減
✅️インバウンドへの多様な情報の提供
具体的には…
・管理画面での情報更新に移行することで、紙のインフォメーションの更新・印刷・配置の手間を削減
・周辺観光や臨時の点検作業は、予約投稿を活用。コストに阻まれず、細かな情報を提供する体制を実現
・お客様が自分でタクシーを手配する導線を作ることで、地域のタクシー減少に伴う手配待ちのストレス・スタッフの業務負荷を軽減
関西シティホテル様ではDX化を通じ、紙コストの削減と積極的な情報発信、スタッフの業務負荷の削減を実現されました。
導入事例のインタビューはコチラ
7:数字で見る、導入効果:アビチャット
アビチャットの導入においても、高い導入効果のご報告をいただいています。
お客様をお待たせすることなく疑問を解消できるチャットならではの特長を活かし、
人材不足への対応・お問い合わせ件数の削減・インバウンド対応・直接予約の向上などを実現。
DX化が叶える、次世代のホテル・旅館の課題解決をご紹介します。
■当社顧客事例:250室規模のホテル様
・24時間365日即時回答。お客様をお待たせすることなく、顧客満足度の向上に貢献
・AIが回答できない場合、チャット上からオペレーターを呼び出せる柔軟な対応
>導入前
HP経由の問い合わせ数:70件 入電数:500件
>導入後
HP経由の問い合わせ数:25件 入電数:300件
→最先端AIを活用したDX化により、お問い合わせ件数の削減と高い満足度を実現!

■当社顧客事例:100室規模の旅館様
・100言語以上対応、言語ごとに最先端AIが回答
・言語の壁を取り除くことで、訪日外国人の満足度向上に貢献
・外国人スタッフの人材不足の解消に貢献
>導入前
訪日外国人の予約数:20件/月
>導入後
訪日外国人の予約数:35件/月
→DXを通じ、多言語対応の課題とスタッフの負担を同時に解消し、グローバルな販売拡大を実現

■当社顧客事例:250室規模ホテル様
・施設やサービスなどの基本情報に関するお問い合わせを、AIチャットボットで自動応答する導線を設置
・チェックイン時、お客様にQRコード付きのご案内を渡す
・客室の目立つ位置にQRコード付きのPOPを設置
>導入前
お問い合わせ数:100件/月
>導入後
お問い合わせ数:70件/月
→問い合わせをデジタルツール導入によるDX化で効率化することで、コールセンターへの着信件数が減少
ホテルサービスのレベルと効率が向上し、お客様満足度も向上

8:IT導入補助金2025×アビリブツールで、最大限の効果を
IT導入補助金をフル活用して施設のDX化を実現するには、
・課題の洗い出し〜申請〜導入後のフォローまで伴奏できるIT事業者の選定
・施設の課題に合ったデジタルツールの選定
・効果につながるデジタルツールの選定と導線の工夫
など、あらゆる視点を持つことが重要です。
しかし、
「忙しくて一つずつツールを精査する時間がない…」
「ITに詳しくないから、何を選べばいいか分からない」
「業務の合間に煩雑な申請をする自信がない」
「そもそもDX化が分からない…」
…とお困りの施設様を、アビリブは数多くご支援してきました。
IT導入補助金2025、施設にDX化、デジタルツール、施設の課題、導入コストetc…
どんなことでも、まずはお気軽にご相談ください。
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