2024.04.25 CATEGORY:Webマーケティング
Webマーケティング事業部の長川です。
これまでは、おすすめの旅行先や観光地などのキーワードを検索窓に入力した際に、検索結果画面の最上部に生成AIによるSGEコンテンツが表示されます。
「2024年夏 国内旅行」と検索した際の検索結果画面の表示例
今回は実際に、Googleが公開しているサンプル内容として「plan me a 3-day family trip to Tokyo」(東京への3日間の家族旅行のプランを計画してください)と検索した際の表示例とポイントをご紹介します。
東京で3日間の家族旅行のプランが生成AIによって提案される表示例です。
①東京旅行への家族旅行に関する引用元サイトがカード形式で表示されます。
②おすすめの観光地や飲食店に関する情報がカード形式で表示されます。
③SGEコンテンツ内に表示されているおすすめの観光地などがマップ上に表示されます。
④宿泊施設の選定も旅行の一環であることから、おすすめの宿泊施設もカード形式で表示されます。
現段階で、検索窓に会話形式で入力してみるとどのように表示されるのでしょうか。
「沖縄で2泊3泊で過ごすおすすめの旅行プランを作成してください」と検索した際の検索結果画面の表示例です。
現在は、Knowクエリ(情報を知りたい、問題を解決したい際に使用する検索クエリ)に対して表示される仕様となっているため、沖縄のおすすめの旅行先が表示されています。
旅行プラン自動生成が公開となった際は、沖縄で過ごす2泊3泊の旅行プランがSGEによって自動生成される可能性が考えられます。
生成AIによって、検索と意図した旅行プランが自動生成されるため検索ユーザーにとっては便利な機能であるかもしれません。しかし、ホテル・旅館のWebサイトでは、どのような影響が考えられるのでしょうか。
次項で詳しくご紹介します。
記事冒頭にもありましたように、日本への公開については未発表となっています。
今後、日本で正式に旅行プラン自動生成機能が公開された際にホテル・旅館のWebサイトにおいてどのような影響が考えられるのかご紹介します。
・Webサイトへのトラフィックが減少される
自動生成された旅行プランにおすすめの宿泊施設が表示される(前項④)ことから、Webサイトへのトラフィックが減少する可能性が考えられます。
ユーザーは表示された宿泊施設で満足した場合、Webサイトへアクセスされなくなることが考えられます。
しかし、表示された宿泊施設に満足の行かない場合や検索結果に出たWebサイトを見ていきたいユーザーも一定数いると考えられます。
ファミリーやカップル、女子旅などターゲットにした過ごし方ページを設けているWebサイトもあるのではないでしょうか。
施設周辺にある観光地などを旅行プラン・モデルコースと称して紹介しページをアピールしている宿泊施設も少なくありません。
Webサイト上のページは、既にコンテンツが決まった状態で公開されているため、ユーザーによる要望で変更できなくなっています。
それに対して、旅行プラン自動生成機能は個人の要望に応えその場で旅行プランを自動生成が可能となります。
対面のAIコンシェルジュのような、役割を果たすと考えられます。
ここまで、SGEの新機能「旅行プラン自動生成機能」についてご紹介しました。
旅行プラン自動生成機能は、旅行プランを自動生成してくれる機能ですが、実際に旅行先や観光地を体験した感想などを表現するのが難しい機能であると考えています。
ホテル・旅館のWebサイトにおいて、施設周辺にある観光地などを旅行プラン・モデルコースを観光した体験談などをサイトに盛り込むことで検索ユーザーからの信頼性が高まるかもしれません。
現段階では、旅行プラン自動生成機能を意識した対策よりも、まずはSEO対策をしていくことに変わりないでしょう。
日本で公開されたらどのように展開していくのかといった見立てを考えておくことも、重要になってくるのではないでしょうか。
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