2011.04.12 CATEGORY:コラム
週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。
今回は、連泊プランについて言及していく。
連泊プランが売れる施設は、お客様に高い評価を受けている施設といえよう。
なぜなら、2泊する価値があるとお客様に認められているからである。
施設にとっては、リピーターが連泊で予約してくれるほど嬉しいことはない。
よって、中期的に育てるべき重点商品といえる。
まずは、連泊プランを購入するお客様を想定(=ターゲットユーザー)する。
ゆったりと旅を楽しみたいと考え、地域周辺観光に2日以上かける可能性が高い、ゆったりとした時間が持てる中高年夫婦が主たる客層になるだろう。
アクティブな客層は移動して、2泊目を変える傾向が強いからである。
このような連泊のお客様の要望は、食事の変化であり、宿または宿周辺での過ごし方の提案であろう。
よって、この点をきちんと商品に盛り込まなければならない。
特に食事の変化については必須項目である。
選べる形で提案可能であればなお喜ばれる。
WEBはその伝達手段となるのでしっかりと提示しなければならない。
泊食分離の商品であれば、連泊プランはよりわかりやすい。
過ごし方としては、宿での過ごし方と周辺観光の過ごし方に分けられる。
是非、宿でゆったりと過ごす楽しさを具体的にWEB上で提案してほしい。
ポイントは、いかにゆったりとできるか、である。泉質が良い施設なら、それを訴求するのも良いだろう。
宿側からの視点としては、平日の連泊は平日客室稼働の底上げとなるため有難いお客様といえる。
そのため、2泊目は思いきって価格を安くした商品造成も検討できる。
注意点としては、客室清掃の有無とその時間である。チェックイン時にきちんと確認するオペレーションが必須である。
連泊プランは、施設側が提案することにより潜在需要を掘り起こすことが出来る商品だ。是非、オリジナルな提案をしてほしい。
(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)
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