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ホテル・旅館の新規開業時、自社Web準備はいつから何をやるべきか?

2025.12.21 カテゴリ:Webマーケティング

ホテル・旅館の新規開業時、自社Web準備はいつから何をやるべきか?

1.はじめに:開業時に「Web戦略の後手」が命取りになる理由

ホテルや旅館の開業プロジェクトでは、建築や人材採用に比べて「Webまわり」が後回しになることも。
しかし、Webは”開業前から集客を始める装置”であり、”開業時のスタートダッシュを決める”重要な施策であるため、
認知・予約・ブランディングを並行して設計する必要があります。

実際、開業の1〜2か月前から慌てて制作を始めるなんてことになると、Webサイトの完成が遅れて予約開始が後ろ倒しになり、
広告出稿やSNS運用の連動が間に合わないといった問題が起こりやすくなります。

1年前、少なくとも半年前にはWebプロジェクトはスタートし、まずはティザーのリリースをすることをオススメします。

2.フェーズ① 1年前〜半年前:ティザーサイトと情報発信の準備

開業半年前から取り組むべきは、「ティザー(告知)フェーズ」です。 早いお客様だと開業1年前にティザーを公開している
ケースもあります。まだ予約開始前でも、「どんな宿になるのか」「地域にどんな価値をもたらすのか」を伝えるだけで、
SNSやメディアで話題化を狙えます。

1年前〜半年前には着手すべきこと:
・ティザーサイト(1ページ構成からでOK)やティザー動画を公開
・メール登録・SNSフォロー導線を設置
・採用情報/開業ストーリーを発信

アビリブでは、この時期に「ティザーLP+ティザー動画+SNS」をセットで立ち上げるケースが多く、開業後の直販予約率に
大きく影響しています。


事例:嬉野温泉 嬉野八十八
(左)公開当時ティザー※現在の公式Webサイト https://www.ureshino88.jp/

事例:嬉野温泉 嬉野八十八 ティザーイメージ ※現在の公式Webサイト https://www.ureshino88.jp/ 

事例:嬉野温泉 嬉野八十八 ティザーイメージ ※現在の公式Webサイト https://www.ureshino88.jp/ 

事例:嬉野温泉 嬉野八十八 ティザー動画

事例:嬉野温泉 嬉野八十八 ティザー動画

3.フェーズ② 半年前〜3か月前:本サイト構築と予約導線づくり

この時期は、本格的な自社サイト構築着手と予約エンジン連携(abi-Bookingなど)が中心です。
また、写真・動画撮影のスケジュールもこのフェーズに合わせて進行します。

半年前〜3ヶ月前には着手すべきこと:
・本サイト構築(トップ/宿泊プラン/施設紹介/アクセス/採用/ニュース/その他各種コンテンツ)
・予約システム・決済連携テスト
・検索広告・SNS広告のクリエイティブ制作
・公式LINE・Instagramの開設

理想としては開業半年前、遅くても3ヶ月前には宿泊予約受付をスタートできる状態を整えたいところです。

4.フェーズ③ 3か月前〜開業直前:予約・広告・SNSの連動運用

予約開始と同時に、広告・SNS・メルマガの3軸を連携させます。
広告だけに頼らず、SNSで開業準備の裏側や地域の魅力を発信することで、ファン形成と初回予約の両立が可能です。

3ヶ月前から開業直前には着手すべきこと:
・Web広告:予算や数値目標から逆引きで計画を策定
・SNS(Instagram/LINE):開業2〜3か月前は連日の投稿を実施。開業日までのカウントダウンは運用もしやすい
・メールマガジン:ティザー登録者への限定配信

開業直前ではインフルエンサーに試泊いただきプロモーションする施策も認知の裾野を広げる上で効果的です。

5.フェーズ④ 開業後:データ分析とリピーター育成のスタート

開業後は、流入データや予約経路を分析し、広告費の最適化や再来訪施策へと移行します。
特に重要なのは、開業直後の顧客データを次回施策に生かすこと。
SNSやメルマガを“CRMの入り口”として育てることが、中長期の直販拡大につながります。

6.まとめ:Webは“開業準備の一部”ではなく“経営戦略の中核”

Webは「開業のための準備」ではなく、「開業スタートダッシュを成功させるための経営施策」です。
ティザー・予約・広告・SNSを連動させ、“開業日をピークではなくスタートライン”にする設計こそが、
DX時代のホテル経営のセオリーとなっています。