2018.03.14 CATEGORY:コラム
弊社コンサルタントの内藤による週刊観光経済新聞のコラム。
ITやWEBという側面では、楽天トラベルのユーザーページ・管理画面の全面リニューアルによる「宿泊プランのシンプル化」、
AI(人工知能)を用いた「お問い合わせ機能のチャットボット化」「需要予測に基づくレベニューマネジメントコントロールの自動化」が進むと予測している。

前号では、これからのホテル旅館業界についての予測について主観を交えて述べたが、今号ではITやWEBという側面から述べたい。
まず大きなところでは既に発表となっている楽天トラベルのユーザーページ、管理画面の全面リニューアルについてである。
発表によれば、かなり海外OTAの仕様に近い形に変更の予定となっている。
これにより起こりうることが、以前にも述べたが「宿泊プランのシンプル化」である。
海外OTAには、基本的には宿泊プランという概念はない。宿泊したい施設を選択、宿泊したい部屋を選び、そこに対して食事を付けるか否か、という概念である。
現在の日本人の趣向から考えて、すぐに宿泊プランがなくなるとうことは考えにくいが、少なくとも部屋と料理を分離して商品構成を考えていく時代に向かっていることは間違いないであろう。
もちろん、全ての施設がそのようになる訳でもなく、昔ながらの「一泊二食付」の日本旅館のスタイルを提供し続けるという施設も存在し続けるであろう。
第二の流れは、前号でも少し触れたテクノロジーの活用についてである。話題になりつつあるAI(人工知能)を用いたシステムは既にいくつもの商品が世に出され、実装化されている。
特に顕著なのが「お問合せ機能のチャットボット化」と「需要予測に基づくレベニューコントロールの自動化」である。
「お問合せ機能のチャットボット化」は端的に言えば、今まで人間が受けてきた電話やメールでのお問合せをAI搭載したロボットが代わりに答えるという形である。
「需要予測に基づくレベニューコントロールの自動化」については、担当者の勘と経験に基づいた需要予測とレベニューコントロールをきちんとしたデータを基に予測し、精度を上げたコントロールをAIが実施するという形である。
有効なテクノロジーについては、活用をしてみて、宿泊施設の持つ本来価値に向けて、限られた資産を投入することが本懐であるので、時流適応を基にこれからの時代に臨んで頂きたい。
(株式会社アビリティコンサルタント・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)

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