2012.09.25 CATEGORY:コラム
週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。
今回のテーマは「オプションプランの活用法」である。オプションプランはその名のとおり、館内で販売しているオプションメニュー(別注料理やドリンク類や観光チケット等)を組み合わせて(パッケージ化)して、商品化したものである。
すなわち、どの施設でも造成可能なプランである。
以前に、「オプションを使った単価アップ手法」を述べたが、今回はその応用編となる。
今号では主に別注料理を使用したオプションプランを考察したい。
まず、オプションを自社ホームページで紹介していない施設はそれが大前提であるので、すぐに取り組んで欲しい。
すでに取り組んでいるが別注料理は、多少売れる程度で大きな売上には至っていないという場合は次のような取り組みが有効であろう。
方法は至って単純で、別注料理の中で人気のメニューを、
通年出しているスタンダードプランに追加して、パッケージ化し新たなプランとして販売するだけである。
別注料理の人気メニューはご当地牛のステーキであったり舟盛であったりと、旅行者にとっての魅力は大きい。
そのメニューを初めから組み込んで販売するのである。
ここでのポイントになるのは別注料理の価格反映をどうするかという点である。
単純に高単価のプランを造成したい場合は、別注料理の売価を上乗せればそれでよい。
そうではなく集客目的としてプランを考えるのであれば、売価ではなく、原価をベースに価格を考えるのがよい。
例えば、売価3,150円のご当地牛ステーキがスタンダード+1,000円といった価格でパッケージ化されていれば、魅力的な商品になるのは自明の理である。
また、オプションメニューの露出効果ということを考えれば、例えばオプションメニュー10種類の中から2種類が選択できるセレクトプラン等も有効であろう。売れずとも、お客様に豊富な別注料理があることが訴求可能になる。
単価下落が激しい中で、オプションによる単価アップは一つのポイントになるので是非、積極的に取り組んで欲しい。
(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)
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