2023.06.23 CATEGORY:コラム
前号に引き続き、Instagram強化について述べていきたい。前号は、Instagramの運用のポイントとして「ブランド型ホームページ」として捉えることの重要性について述べた。今号は、さらに具体的な運用方法を追うべき指標について述べていきたい。
自施設が情報配信すべきコンセプト、ターゲット、世界観を定めた後に、プロフィール作成や投稿を実施していく。投稿頻度は「効果を発揮する点」と「無理なく運用できる点」を加味して、週1~2回を目安にしたい。投稿内容については、こればかりは市場に投下してみないことには分からないので、まずは投稿をすることが大事である。
そして、大事なのがPDCAであるので、P(世界観に基づいた仮説を立て)、D(投稿した)のちに、C(検証)が必要となる。Instagramを巡る指標は多々あるが、今回はその中でも重要となる指標に絞って見ていきたい。
まずは「フォロワー」である。文字通り自アカウントをフォローしてくれているファンの数である。もちろんファンは多い方が良い。
続いて「エンゲージメント数(率)」であるが、この指標が少し分かりにくいかと思う。簡単に言うと、投稿などのアクションに対して、「反応」した数である。「反応」には「いいねをする」「投稿を保存する」「投稿にコメントする」などのさまざまな種類があるが、これらを総称して「エンゲージメント」と呼ぶ。もちろん、エンゲージメントが高い方が、その施設に興味を持っているということなので、高い方が良い。
最後に「リーチ数」と「インプレッション数」であるが、リーチ数は「投稿を見た人」の数、インプレッション数は「投稿が表示された回数」である。やや分かりにくいが、1人のユーザーにある投稿内容が3回表示された場合、「リーチ数:1人」「インプレッション数:3回」となる。やはりこちらも多い方が良い指標となる。
投稿した内容に対して、どれくらいの人に表示されて(インプレッション)、見られたのか(リーチ数)、そしてどれくらいの人が反応をしてくれて(エンゲージメント)、フォローにまで至ってくれたのかを分析しながら、投稿内容を工夫していくのがポイントである。Instagramはシビアなので、「これじゃない」感のある投稿をすると、いいねももらえないし、フォロワーも減る。やみくもに投稿するのではなく、PDCAを回して投稿すると必ず成果が出るので、分析に重きを置いて取り組んでほしい。
(アビリブ・プライムコンセプト取締役 内藤英賢)
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