2015.07.01 CATEGORY:コラム
弊社社長の的場による、週刊観光経済新聞のコラム。
稼働率100%を目指すための公式HPの施策として、カレンダーからの予約コンテンツとネット満室時の案内文を提案。
今号からは、これまでに述べてきた基礎編を踏まえて、現在の時流に合わせたWEB戦略・戦術を述べていきたい。
突然であるが、夏の準備は大丈夫であろうか?
売り上げの最大化のために、なすべき事を今の時期にきちんと準備しておきたい。
ここでは夏前にHP上で実施しておきたい二つの施策についてお伝えしたい。
まずは、カレンダーから予約するというコンテンツである。
読んで字のごとくであるが、先々3カ月程度のカレンダーと客室タイプ表がリアルタイムで閲覧でき、お客さまにとっては
「どの日のどの客室タイプが空いているか」が一目瞭然で分かるコンテンツとなる。
特に繁忙期においては、お客さまに「検索させてほ空いていない」というストレスを軽減する効果がある上に、施設にとっても空室確認の余分な電話を減らせるというメリットがある。
ある旅館では、HPの観覧コンテンツの中でトップテンに入るほどのコンテンツとなっているので、
ぜひまだ設置してない施設は検討をいただきたい。
次に設置を考えたいのは「インターネット上で満室になっている際でもお電話をください」という案内である。
繁忙期はオーバーブックを恐れて、比較的インターネット在庫を止める傾向になる。
そうすると、WEBで検索しているお客さまは「満室だ」と認識して離脱(他の施設に流出)してしまう。
しかし、前述したような案内がHPに掲載していれば、
お客さまはダメ元と思ってつつも、電話を入れてくれる可能性が高まるのである。
そうすれば、WEB上で在庫が止まっていて、施設内に在庫がある場合でも、きちんと売ることができるし、
仮に本当にお客さまの希望日が満室でも、他の日を案内して予約がきまるかもしれないのである。
また、いわいる「訳あり部屋」として売り出していたような客室も、繁忙期に無理にWEBで売り出す、
お客さまにきちんと説明をした上で販売をすることができるので、クレームを減らすこともできるのである。
夏の売り上げ最大化に向けて、できる事はまだまだある。稼働率100%を目指してこの夏を乗り切ってほしい。
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