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【第72回】WEBマーケティング アップグレードプランの活用法

2013.02.27 CATEGORY:コラム

週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

今回は「アップグレードプランの活用法」について述べたい。
アップグレードプランとは、通常ならプラス料金を頂き上位の客室にするところを、割引あるいは無料で提供することで、お客様にお得感を与え、集客に寄与することができるプランである。

実は多くの施設が内々にこのオペレーションをしているのが実態ではなかろうか。
つまり、安いタイプの客室でご予約頂いたお客様でも宿泊当日に上位タイプの客室が空いていれば、上位タイプにご案内しているケースが多い。
そのこと自体は顧客満足度をアップさせる良い施策で問題ないが、このように無料でアップグレードしているのであれば、あらかじめそのオペレーションをプラン化し、販促効果を高めるために活用することは有効である。
このように、複雑なオペレーションなしにプラン化するだけで集客効果が望めるというのがポイントの一つである。

もう一つのポイントは原価をかけずに販促ができる点である。
上位の客室を売ることも下位の客室を売ることも清掃コスト等はほぼ変わらないため、このロジックが成り立つ。
そもそも論になるが、アップグレードプラン作成にあたって大事なことがある。
上位の客室と下位の客室が明確に区分されていなければいけない点である。
広さや眺望の有無、高層階や低層階、しつらいの違いなど、客室タイプを分ける切り口は様々である。
客室タイプが1種類しかないという施設も知恵と工夫を凝らせて顧客満足度を得られる上位タイプの客室を作って欲しい。

コストもかからず、内部ですでに実行しているケースが多いためオペレーション上も問題なく、集客効果も望めるアップグレードプランであるが乱用は避けたい。
当然ながら、通常プラス料金を頂いて販売している上位の客室を値引いて販売する訳なので、上位の客室タイプの値崩れにつながる可能性を秘めている。
だからこそ、繰り返し述べているように1室限定や閑散期限定などの限定条件をつけて、上手に販売して欲しい。

(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

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