2020.06.13 CATEGORY:コラム
ニューノーマルと呼ばれる新型コロナウィルスに対応した新しい常態を模索する動きが活発化している。宿泊業界も例外ではなく、特に旅館で苦慮しているのはお食事処の問題ではないだろうか。お客様同士の席の間隔を今まで以上に開けることで、当然、今まで仮に100名取れていた人数が70名しか取れないという事態が生じている。
現在は、まだ満室になることも少なく、さほど気にしていない施設もあるかもしれないが、今後夏休み等の需要が戻った時期に向けて、考えておかないといけない事項である。
今まで、100名取れていた人数が70名になれば、当然売上が減少することになるので、対策を考えねばならない。別の場所でお食事を取っていただくことはできないか?お部屋食を復活できないか?などの議論である。そのまま売上減少してかまわないと思う施設はないと思うので、売上を保つためにはどうしたらよいか是非、知恵を絞って考えてほしい。
また、なるべく人との接触を減らす行動様式が求められる中で、お部屋までのご案内をどうするか?料理を一品ずつ出していたのをどうするか?などの課題も出てきている。単純に削除すればよいという問題でもなく、どうすればお客様満足度を保ったまま、ニューノーマルを提示できるかという点が重要になると思われる。
さらに踏み込んで考えれば、仮に結論として100名→70名しか提供できないとなった場合に、且つこの状況が当面続くと仮定した場合に、経営として成り立つのかという点も考えていかねばならない。逆に言うと成り立たせる為には何をしなければならないかという事でもある。飲食業でも同じ課題に突き当たっているが、やはり「単価を上げる」「コストを下げる」という2点に集約されている。このことは「言うは易し、行うは難しの」代表例であるが、真にやるべき時が来たということであろう。ヒントは色々とあるが、まずは自施設において何ができるかを徹底的に考えてみて欲しいと思う。
(株式会社アビリブ・株式会社プライムコンセプト 内藤英賢)
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