2010.10.29 CATEGORY:コラム
週刊観光経済新聞にて、弊社社長の的場が「インターネット徹底集客」と題したコラムを掲載しています。

現在、宿泊業界にとって、宿泊以外に見逃せないマーケットとなっているのが日帰りの需要である。
旅行はしたいが、そこまでお金をかけたくないという現在の「低単価」志向とも合致し、「0泊1食」や「0泊2食」といったプランが人気を集めている。
今回はこの日帰り需要をいかにWEB上で訴求するかについて述べたい。
じゃらんや楽天トラベルなどで日帰りプランを専用に造成できるのは既知のとおりだが、さらに一歩進んで自社HP上でさらに訴求していきたい。
まずは専用のページを作成し訴えることである。
なぜ専用のページが必要か。
お客様が日帰りに求めるもの知りたいことが思いのほか多岐に渡るからである。
ここで大切なことは3点ある。
詳細情報を掲載
幅広い価格帯
受付終了時間1.の詳細情報を掲載であるが、客室を利用できるのか、何時~何時まで利用可能なのか、チェックインは何時からなのか、温泉の利用はできるのか、どんな料理が食べられるのか等、プラン詳細では伝えきれないお客様が日帰りステイに求める質問に全て答え不安を取り除かねばならない。
2.幅広い価格帯の日帰りプランを用意することであるが、以前にも述べたロジックが日帰りにも当然適用される。
お客様の予算は千差万別であり、食事と温泉を楽しみたいだけのお客様から、エステも楽しみたい、「0泊2食」で夜までのんびりしたいお客様など実に多様性がある。
もちろん自社の資源に限りがあるので、考えうる限りの組み合わせでお客様のニーズに応えることが必要である。
3.受付終了時間であるが、これはお客様の思考にならなければならない。
前日、ないしは当日の旅行先で食事所と温泉を求めるというお客様が多いことは想像に難くない。当日のお昼過ぎギリギリまで取るというのが原則であり、それが不可能であるようならオペレーションの見直しも必要であろう。
低単価でゆっくりできる日帰りの需要は今後ますます増える時流である。プラン造成及び、自社HPでの訴求で日帰りの需要に応えていきたい。
(株式会社アビリティコンサルタント 的場弘明)

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