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国際ホテル・レストランショー2026 終了の御礼

2026.02.24 カテゴリ:Insight

国際ホテル・レストランショー2026 終了の御礼

AI × インバウンド × 直販強化の現在地

2月17日〜20日に開催された
国際ホテル・レストランショー2026(HCJ)が無事終了いたしました。

会期中、ブースにお立ち寄りいただいた皆さま誠にありがとうございました。

今回は例年以上に大きなブースで出展し、
アビリブDXを中心としたアビリブの各種サービスについてご紹介いたしました。

また、17日は樫本、19日は私(水野)、20日は里出の各日セミナーにご参加いただきました皆様誠にありがとうございます。

多くのお客様にご参加いただき大変励みになりました。
お話した内容が、少しでも皆様の気づきやアイデアのtipsになるようであれば嬉しく思います。

今年の内容について(フォローアップ)
私の今回の講演タイトルは、「宿泊業界のデジタルマーケティング最前線2026」。
テーマは、AI × インバウンド × 直販強化で売上最大化としました。

毎年のことですが、Webの世界は講演直前でも様々な情報のアップデートがありますので、
今年も話したいことが沢山になり、結果急ぎ足でのご説明、一部割愛などいたしました。
せっかくですので、この場を利用してセミナー内容のポイントまとめ、割愛した内容などフォローも兼ねて紹介させてください。

AGENDA 01|2025年振り返り
■ インバウンドは“完全回復”フェーズへ
・訪日外客数:4,268万人(過去最高)
・消費額:9.5兆円
・延べ宿泊者数:1億7,729万泊

数字上はコロナ禍からの“回復”を超えて、“拡大”フェーズに入りました。
ただし後半は中国・香港減少の動きもあり、
訪日外客数は戻ったが、構造は変わったというのが見えてくる所です。
*出典:宿泊旅行統計調査(2025年(令和7年)11月・第2次速報、2025年(令和7年)12月・第1次速報)

■ SNSは“縦動画主戦場”へ完全移行
・TikTok / Reels / Shortsが認知の起点
・「縦動画 → 保存 → 指名検索」という行動が定着
・UGCが公式情報以上の信頼を持つ

もはや静止画中心の発信では不十分。
縦動画前提で集客導線を設計する時代です。
*事例:アビリブプロモーション縦動画制作事例

■ 検索行動の変化(Google → SNS → AI)
・Google検索は「対話型探索」へ
・AI Overviews/AIモードの登場によるゼロクリック問題
・“検索順位”だけでなく“AI内で参照されるか”が重要

現在は、AI経由流入は現状0.3~1%程度だが上昇傾向であることは間違いない。
今は小さくとも、確実に伸びているチャネルであり、対策が急務に。

■ AI実務活用は“標準化フェーズ”へ
2025年2月のOpenAIのDeep Resarch登場後、
AIは実験段階ではなく、実務実装、本格的な企業での実用段階に入ったと思う所です。
・コピー/画像/動画生成
・多言語自動化+ネイティブ校正
・AIチャットによる24時間接客
・広告入札・予算の自動最適化

「人×AI」だけでなく、「人×AI×AI」とAIをかけ合わせることでより最適化される
そういったハイブリッド運用が前提になりつつあります。

 

AGENDA 02|直販強化戦略
■ スマホファーストUIへ再設計
・予約の8割がスマホ
・ファーストビューのUI最適化
・LCP 2.5秒以内

モバイル主設計を前提にしたWebサイトづくりが重要に。
ノンバーバルデザインを意識したWebサイトについてもお話いたしました。
*ノンバーバルデザインを取り入れた事例
・弊社制作事例
https://www.tokyo.grandnikko.com/

・世界の事例
https://www.airport.kr/sites/ap_ja/index.do
https://www.munich-airport.de/
https://www.thesphere.com/

・国内の事例
https://tokyo-haneda.com/index.html
https://www.chibabank.co.jp/
https://www.takedahp.or.jp/koseikai/

空港や、銀行、病院、観光地(施設)など公共性の高いWebサイトに実装が見られるようになってきました。

■ 縦動画 → 特集LP → 直販の勝ちパターン
・季節/体験特化LPへ着地
・UTM・GA4で計測
・ABテストでCVR最適化
・ROAS基準で広告継続判断

「動画は認知」「LPで熱量維持」「直販で利益最大化」
この導線設計を具体例とともに解説しました。

■ 会員化・CRM・LINE活用
・LINEの国内利用者数1億人突破
・会員登録=最安保証+特典
・セグメント自動配信
・再来+紹介循環設計

コロナ禍に普及した飲食店でのオーダーシステムを通じて、
LINEを利用した企業アカウントの抵抗感が軽減され、友だち登録いただきやすい環境になっている。
abi-Conversionなら、自動でユーザーの離脱を防止し、自社予約に直結。
ご利用施設様にも大変好評いただいています。

*サービス:ユーザーの離脱を防止しLINEに促すabi-Conversion
 

AGENDA 03|インバウンド戦略 × AI
■ 国別ターゲティングの再定義
ー 国別最適化LPが“利益を分ける”時代へ ー
これまでのインバウンド施策は、
「多言語化=対応完了」というケースが少なくありませんでした。
しかし今は、
・市場規模
・航空便数
・為替動向
・平均客単価
・国別CPA
を踏まえ、投資対効果で優先順位を決めるフェーズに入っています。

そして重要なのは、広告やSNSの前に、
“国別に設計されたLP”が存在しているかどうか。です。

国別LPの良さは、
・その国で刺さる体験訴求(温泉/雪/グルメなど)を前面に出せる
・価格表記・通貨・決済手段を最適化できる
・言語だけでなく「価値観」に合わせた表現ができる
・国別キャンペーンを柔軟に実装できる
という点にあります。
*サービス:Webサイト分析をもとにしたLP制作・改善 abi-LPO

■ AI翻訳+ローカライズ
・AI即時翻訳+人間校正
・禁句・文化適応
・FAQ構造化
・価格・特典の明示

“AI翻訳”でリリースまでのスピードを早め、
売れる多言語LPを起点に、国別ROIを最大化していく。

■ インフルエンサー活用戦略
・国籍×フォロワー質で選定
・専用LP・コードで成果可視化
・二次利用でCPA改善

話題づくりではなく、投資回収設計までやることが重要です。
*サービス:SNSプロモーションの1つにアビリブインフルエンサー
*サービス:予約・集客を最大化するSNSマーケティング支援

■ 国別広告予算設計
・学習期間を前提としたAI入札
・国別ROASダッシュボードで可視化
・LP改善との連動最適化
市場規模 × 国別CPAで加重配分し、優先国へ集中投下する。
AIは、“良いデータ”と“明確な設計”があってこそ機能します。
・国別に最適化されたLP
・国別に分けられたデータ
・明確な目標CPA
これらが整っていなければ、AIはただのブラックボックスになります。

■ インバウンド戦略 × AIの本質
AIは、国別最適化を“高速で回す装置”です。
・国別LPを複数展開できる
・コピーや画像を高速ABテストできる
・広告最適化を自動で回せる

つまり、
設計力 × 速攻力 × AI実行力 この掛け算が、2026年の勝ちパターンになります。

AGENDA 04|まとめ:AI時代の最適解
最後に強くお伝えしたのは、
「SEOだけでは不十分」
GEO(Generative Engine Optimization)=生成AIに選ばれる構造設計
・EEAT強化
・構造化データ
・FAQ整備
・最新料金・特典の明示
・引用される要約ブロック設置

“検索上位”よりも“AI回答内に出るか”が勝敗を分ける
という視点です。
 

長くなりましたが、
2025年は「回復と拡大」の年。
2026年は「構造変化への適応」の年。

✔ AI
✔ 縦動画
✔ 国別最適化
✔ 直販導線再設計
✔ CRM

これらをバラバラに導入するのではなく、一体で設計し、実行し、改善し続けること。
それが、AI時代における宿泊業の“勝ち筋”だと考えています。