2022.10.26 CATEGORY:Webマーケティング
WEBマーケティング事業部の杉山です。
CV(コンバージョン)、英語で表記するとconversion、
直訳すると変換・転換といった意味がある単語です。
WEBマーケティング界隈やアクセス解析ツールを使う場面では、「CV数」といった表現で
”成果のあった数”といった意味で使われています。
Googleアナリティクス4(GA4)などをはじめとしたアクセス解析ツール上で
CVをみれるように設定することを「CV設定」といいます。
サイトの目的に応じて、設定できるコンバージョンは異なります。
以下に一般的な例を記載します。
サイトの機能によって設定すべきコンバージョン種類も、数も異なります。
たとえば弊社ではホテル・旅館の公式サイトのCV設定も行っていますが、
・宿泊予約(日本語・英語他多言語)
・航空券付き宿泊予約
・レストラン予約
・宴会・会議場利用の問い合わせ
・エステ予約
・各種お問い合わせ
・会員登録
など同時に複数のCV設定を行うことも。
なお、アクセス解析ツールには設定できるCV種類に上限が存在することも多いため、
CV設定上限数には注意が必要です。
Googleアナリティクス4(GA4)の場合は1プロパティにつきCVは30個まで設定可能です。(2022年10月時点)
GA4で設定可能なCV数の上限を超えそうなら、
(1)プロパティ構成やCVの取得方法など設定を工夫する
(2)Googleアナリティクス360(有料版GA4)へのアップグレードを検討する
といった対応が必要になります。
参考:アナリティクスヘルプ [GA4]設定の制限
https://support.google.com/analytics/answer/12229528?hl=ja
GA4をはじめとしたアクセス解析ツールでCV設定が必要な理由はなんでしょうか。
アクセス解析ツールでCV設定をすると、以下のようなことができるようになります。
メリット1.WEBサイトが目標・目的を達成しているかをチェックできる
アクセス解析ツールでCV設定を行うと、WEBサイトの成果数=CV数という形で数字が取得できます。
基本的に、WEBサイトは何らかの目的・目標があって運営されているはず。
アクセス解析ツールでのCV設定ができていると、
運営しているWEBサイトが「目標を達成しているか、達成していないか」を数字で追うことができます。
社内関係者に報告する内容としても、数字で成果を示すことは必要不可欠ですよね。
日付によるCV変動なども、容易に把握することが可能です。
メリット2.WEBサイト改善施策の立案に役立つ
アクセス解析ツール、たとえばGoogleアナリティクス4(GA4)でCV設定を行うと、
CV数だけではなくCVしたユーザー情報の収集が可能です。
CVしたユーザー、つまりWEBサイトにおける目標となる行動をとってくれたユーザーは、
CVしなかったユーザーと比較してなにか特徴や傾向はないでしょうか。
CVユーザーの傾向や情報を集めることで、サイト上にある問題点や課題に気づき、
WEBサイトの改善施策立案のヒントとすることができます。
メリット3.施策を評価することができる
WEBサイトを訪れたユーザーが、サイトにおける目的としている行動をしてくれたかを測るためには、
CVとあわせて、「CVR(コンバージョン率)」という考え方も利用すると便利です。
CVR(コンバージョン率)とは
CVR(Conversion Rate:コンバージョン率,CV率)
一般的に、ウェブサイトへのアクセス数は常に一定ではありません。
曜日によってアクセス数に変化がありますし、
業種によってはシーズンによって大きくアクセス数が変わるサイトも存在します。
アクセス数が多いとき、つまりサイトの利用ユーザーが多いときにおいてはCV数が増えやすくて当然であるため、
純粋に「CV数」だけ追い、CV数が増えた!減った!をチェックするだけではあまり意味がありません。
サイトに訪問したユーザーが、いかにCV行動をとりやすくなったか・・・
つまり割合・確立の側面からユーザー行動の質を評価する必要があります。その時に使うのが「CVR」です。
CVRは、
CVが発生したセッション数÷セッション数×100(%)で求められます。
Googleアナリティクス4(GA4)ではユーザーのイベント主体のデータ取得になったため、
CVが発生したユーザー数÷ユーザー合計数×100(%)を利用する場合もあります。
セッション・ユーザー行動がCVに結びつきやすくなればなるほどCVRの数字が高くなる。
つまり、CVRアップ=サイトが改善している と説明することができます。
「最近のUI(ユーザーインターフェース)調整によって、CVRが上昇した」
「コンテンツの掲載位置を替えたら、CVRが下落した」
「WEBサイトリニューアルによって、10代から40代までのCVRは上昇したが、50代以降のCVRは下落してしまった」
など。
各種施策が成功だったか、まだ課題が残る状態か・・・を
CVR数値から判別することができます。
本記事内では、アクセス解析ツール上でのCV設定の意義や定義をご紹介しました。
CV設定はアクセス解析・分析を行う第一歩です。
正しい知識を持ってCV設定を行い、CV傾向を日々観察してサイトの改善施策を練りましょう!
取得したCV数値をどのように活用していくのか。
改善施策を練るための考え方・ヒントについては、以下ページでご紹介しています。あわせてご確認ください。
サイト改善につなげる、GA4のCVデータ活用法4選!
アビリブでは、CV設定をはじめとしたGA4各種設定代行、および各種アクセス解析・サイト改善活動をお手伝いします。
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