2024.03.22 CATEGORY:Webマーケティング
Webマーケティング事業部の長川です。
新型コロナウイルスが2020年に日本で流行してから約4年の月日が経ちました。
感染症対策の観点や政府から自粛要請などがあったことから、ビュッフェスタイルでの提供が困難になったため、自粛したホテルも少なくはありません。
好きな料理を好きな分だけ食べられるといった、本来のスタイルからかけ離れたカタチとなってしまいました。
そんな中、ホテル側も試行錯誤を重ね新しいビュッフェスタイルを生み出しました。
ホテルニューオータニ東京では、美味と健康をテーマにしたビュッフェスタイルを展開。
コロナ禍にも関わらず、盛況だったと言われています。
ホテルバイキングの起源となった帝国ホテルでは、オーダーをいただいてから調理をし席までお届けをする新たなスタイルを確立しました。
コロナ禍を機にそして乗り越えた今、ホテルのビュッフェスタイルは変わりつつあることがわかります。
そして、消費者側でも今後ホテルでどのようなビュッフェスタイルを提供していくのか期待が膨らませているのではないでしょうか。
ここからは、ビュッフェに関連するキーワードでの検索ボリュームとトレンドの推移を見ていきましょう。
※Googleトレンドより
「ホテル ビュッフェ」で検索したユーザーのトレンドの推移を表したグラフです。
2012年以降、検索ボリュームが増加しており「ホテル ビュッフェ」の需要があることがわかります。
2020年1月まで増加した傾向にありました。
しかし、その後コロナが流行したことが影響し2020年1月を境に減少傾向に見られました。
最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月が底となりましたが、それ以降で検索ボリュームは増減していることがわかります。
コロナ禍になってからも、ホテルでのビュッフェ需要があることがわかります。
コロナ禍においてホテルのビュッフェがどうなっていくのか、前項でご紹介したように新たなビュッフェスタイルについて多くのユーザーが興味関心を持ったことが要因として考えられます。
※Googleトレンドより
「ホテル ビュッフェ」に「朝食」「ランチ」「ディナー」と目的別で見たトレンド推移を表したグラフです。
いずれのキーワードにおいても「ホテル ビュッフェ」と同様な傾向にあることがわかります。
継続して「ホテル ビュッフェ ランチ」の検索ボリュームが多いことから、ホテルのビュッフェ=ランチのイメージが強く需要があることもわかります。
ここからは「ホテル ビュッフェ」に関連するキーワードでの月間検索ボリュームを見ていきましょう。
※Googleキーワードプランナーより 2020年3月~2024年2月
こちらは、Googleキーワードを使って主要都市+ホテルビュッフェでの検索ボリューム数を示したものです。
いずれのエリアで「ホテル ビュッフェ」を検索した時の検索ボリュームは、右肩上がりであることがわかります。
前年(2023年2月)比の推移で見てみると、ほとんどのエリアで上昇している傾向が見られました。
中でも「熱海 ホテル ビュッフェ」は検索ボリュームは他のエリアと比べて多くはありませんが、前年比の推移が+233%と大きく上昇しています。
他のエリアとの違いとして温泉が根強いエリアでもあることから、熱海温泉でビュッフェを楽しみたい層が一定数いたことが要因として考えられます。
※Googleキーワードプランナーより 2020年3月~2024年2月
こちらは、Googleキーワードを使って「ホテル ビュッフェ」にプラスしてジャンルや目的などの検索ボリューム数を示したものです。
キーワードによって、増減にバラつきがありますが前年(2023年2月)比の推移で見ると、上昇した傾向が見られました。
①「ホテル ビュッフェ ランチ」「ホテル ビュッフェ 朝食」の検索ボリュームは同じですが、前年比の推移では「ホテル ビュッフェ ランチ」で変化が見られたことがわかります。
②「ホテル ビュッフェ メニュー」は検索ボリュームは多くありませんが、前年比の推移で見ると+271%と大きく上昇しています。
コロナが明けたタイミングで検索ボリュームが増加していることから、どのようなメニューがホテルのビュッフェレストランで提供されるのか、今後の動向に興味関心の高かったユーザーによるものだと考えられます。
「ホテル ビュッフェ 宿泊」での検索ボリューム上昇が見られていることから、ビュッフェに関連した宿泊プランや朝食ビュッフェに興味関心が高かったのではないかと考えられます。
ここまで、ホテルビュッフェ需要についてと関連するキーワードでのトレンド推移と検索ボリュームについてご紹介しました。
コロナが明けホテルビュッフェの需要がコロナ前より高まっていることから、利用を検討しているユーザーを取り込むための施策が今後求められてきます。
ハロウィーンやクリスマスなどイベントに関連したビュッフェスタイルはもちろん、いちごやステーキなど特定の食材・料理にスポットをあてたフェアなどが流行りそうです。
また、最近では「サステナブルフード」が注目されています。
「食品ロス」削減の取り組みをはじめ、自然環境や社会に配慮して生産される食品の総称を指します。
サステナブルフードの需要が高まってきていることから、トレンドに乗り遅れないよう自社のレストランにおいても、サステナブルフードへの取り組みをアピールしていきましょう。
自社のホテルで提供しているビュッフェスタイルをアピールして集客していくためにも、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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