ABILABO アビラボ

Webマーケティング事業部の長川です。

今では、ホテル・旅館の予約方法はオンラインからの予約が主流となってきました。
自社サイトから直接予約を増やしていきたいホテル・旅館は多いのではないでしょうか？
しかし、検索エンジンから検索した際はOTAサイトが上位表示を独占しており自社サイト予約どころか自社サイトにまで辿り着くことができないのが現状です。
OTAサイトの強みとして幅広い層に訴求することで認知度アップにつながり販売経路を増やすことができるなどメリットが考えられます。
しかし、予約が成立するたびにOTA側に手数料を支払わなければならなかったり、価格競争となり埋もれてしまうといったデメリットも考えられます。
そんな中で、自社サイトからの直接予約を増やしていきたいホテル・旅館も多いと思います。
課題として「自社予約の増加」と「自社比率の上昇」が挙げられます。

今回は、自社予約を増やしていくためにはどのようなアプローチをすれば良いのか今から取り組める施策をご紹介します。

①自社サイトからの予約が増えない2つの要因とは？

まず、自社サイトからの予約が増えないのか、考えられる要因についてご紹介します。

①サイトへのアクセスが少ない

1つ目の考えられる要因は、サイトへのアクセスが少ないことが挙げられます。
ユーザーが検索エンジンから宿泊先を探した際に、1ページ目に表示されると言われている検索順位1位から10位は、ほぼOTAサイトやまとめサイトなどで独占しています。
OTAサイトやまとめサイトなどは、膨大な情報量と1つのサイトで複数の施設を比較できることからユーザーにとっても使い勝手が良いサイトでもあります。
特にOTAサイトは、安く宿泊できる印象が根付いていることも要因として挙げられます。
よって、認知される前段階でOTAサイトなどに流れてしまうことで自社サイトの存在に気付かないといったケースが考えられます。
仮にホテル・旅館（自社サイトの存在）を知っているユーザーだとしても、まずはOTAサイトから情報を収集し比較検討すると考えられます。
しかし、満足しなかった場合や詳しい情報を知りたいと思った場合、ホテル・旅館名を直接検索して、自社サイトへアクセスするといったユーザーの行動は十分に考えられます。
自社サイトへアクセスしたユーザーを取りこぼすことなく、自社予約につなげることが重要となります。
 

②予約までの導線

2つ目として考えられる要因は、宿泊予約ページまでの導線が挙げられます。
前項より、自社サイトへアクセスしたユーザーに対して、自社予約を促進させる施策が重要であることをお伝えしました。
しかし、サイト内において訴求力が足りず途中で離脱してしまい、OTAサイトなどから予約に至ることも考えられます。
離脱を防ぐためにも、自社サイト内でホテル・旅館の魅力やサービスを伝え、自社サイトで予約するメリット（OTAを上回る）を訴求する必要があります。
宿泊予約までの導線をしっかり確保することで、予約ページまで誘導し予約してもらえるような施策が重要となります。

③現状把握と課題発見

ここまで、サイトへのアクセスと予約までの導線についてご紹介しました。
これらの状況を把握するために、Googleが無料で提供しているGoogleアナリティクス（GA4）やGoogleサーチコンソールの活用が挙げられます。
ツールを活用することで、自社サイトのアクセス状況やユーザーの行動をしっかり把握することが重要です。

例えば
・特定キーワードからのアクセスが多かった場合
⇒対策キーワードとしてサイトに盛り込むことで検索された時に更なる流入を狙ってみる。
・予約への貢献度が高いページはどのページなのか
⇒ページを強化することで、更なる予約獲得が見込まれる。
・離脱につながっているページはどのページなのか
⇒コンテンツを充実させるなどして離脱を防ぎ、予約ページまでの導線を確保してみる。

次に、自社予約を増やしていくための施策についてご紹介します。

②ホテル・旅館で自社予約を増やしていくための3つの施策とは？

ここからは、実際にどのような施策をすることでホテル・旅館で自社予約を増やしていくのかをご紹介します。

①自社予約特典を付ける

自社サイトから予約を検討しているユーザーに対して、自社サイトで予約した際の特典を提供してみてはいかがでしょうか。
ユーザーがOTAを選ぶ理由として、ポイント付与をはじめとした特典がメリットであります。
対抗する施策として、自社予約に特典を付けることで付加価値を高め予約を促進します。

自社予約特典の例
・アーリー・レイトチェックイン
・駐車場無料
・ウェルカムドリンク・スイーツのサービス
・オリジナルグッズのプレゼント
・レストランで使えるドリンク1杯無料券
・小学生以下のお子様を対象に〇〇をプレゼント
・館内で利用できる金券
・〇連泊で1泊無料
・駐車場無料

自社サイト限定プラン（OTAよりもお得なプラン）をユーザーの目に留まらせることも大切です。

②ベストレート保証の訴求

自社サイト内において、ベストレート保証の訴求を積極的に行っておりますでしょうか？
ベストレート保証をしっかりと訴求することで、ユーザーにお得感を伝えることで予約を促進します。
ベストレート保証＝最安値のプランを販売していることの保証であることから、お得に宿泊したいユーザーにとっては魅力的な制度でもあります。
オススメ宿泊プランを紹介しているところにテキストなどで「公式HP限定プランなどお得な宿泊プランがございます」と表記してみたり、視認性を高めるためにアイコンを付けてみるなどしてみても良いかもしれません。
また、ベストレート保証についてのページを設けているホテル・旅館も見られます。
ベストレート保証を上手く利用して、自社サイトからの予約を促進してみてはいかがでしょうか？

③Web広告配信

自社サイトへのアクセスを増やす施策として、広告配信が挙げられます。
Googleなどの検索エンジンに「〇〇 ホテル」「〇〇 旅館」や施設名などを検索した際に検索結果画面に上位表示されます。
自社サイトの存在を知らない潜在顧客から、意思の強い顕在顧客まで幅広い層への配信が可能となります。
配信キーワードやターゲットなど、配信に必要な設定をしっかりすることで自社サイトへの誘導が可能です。
Web広告を活用して、自社サイトへのアクセスを増やしていくことで予約を促進します。

Web広告を活用した集客についてはホテル・旅館集客におすすめ！Web広告とは？をご覧ください。

③まとめ

ここまで、ホテル・旅館の自社予約を増やしていくためについての考えられる要因から、増やしていくための施策についてご紹介しました。
自社サイトからの直接予約に力を入れているホテル・旅館は増えています。
今回ご紹介した施策以外にも、自社予約を増やしていくための施策はたくさんあります。
できる施策から実践していくことで、自社サイトからの直接予約を増やしていきましょう。


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