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サイト改善につなげる、GA4のCVデータ活用法4選!

2022.10.26 CATEGORY:Webマーケティング

サイト改善につなげる、GA4のCVデータ活用法4選!

WEBマーケティング事業部の杉山です。

前回の記事では、
・アクセス解析ツールにおけるCV(コンバージョン)について
・CV設定が必要な理由
についてご紹介しました。

CV(コンバージョン)とは?アクセス解析ツールでCV設定が必要な理由

さて、CV設定ができたら、
アクセス解析ツールのデータをもとに、サイトの改善に向けて行動していきましょう。
具体的にどのようにデータを確認して、改善施策を考えればよいのでしょうか。

この記事では、
Googleのアクセス解析ツールであるGoogleアナリティクス4(GA4)におけるCV数値の確認方法と、
GA4上のCVデータから、サイト改善につなげるための活用方法・考え方をご紹介します。
 

 

GA4でのCV確認方法・サイト改善のための活用方法

Googleアナリティクス4(GA4)においてCVはどこに表示されるのでしょうか。
CV数値が表示されるレポート画面と、
サイト改善につなげていくためのCV数値活用方法についてご紹介します。

例1 コンバージョンレポート

操作:レポート>ライフサイクル>エンゲージメント>コンバージョン

このレポート画面上に表示される表では、各CVイベントが発生した回数が確認可能です。

左上の赤枠では、日付によるCV数の変動状況も確認できます。
当然ですが、GA4によるCV設定を行っていない場合はどちらも表示されませんのでご注意ください。

活用方法:日付によるCVの増減に気付こう
・特定の日程でCV数が急増している・急落している
・ゆっくりとCV数が増加している・下落している
などの変化はないでしょうか。
このような変化が起きていたら「なにか」がWEBサイトに起こっています。

サイトへ訪れるユーザーの変化かもしれませんし、
サイトコンテンツによる影響かも。
原因の特定のために、数値に変化のあった日程をヒントに
いろいろな視点からCVデータをより詳しくチェックしましょう。

例2 デバイス別コンバージョン数

操作:レポート>ユーザー>テクノロジー>ユーザー環境の詳細
表の左側の▼(プルダウン)で「デバイスカテゴリ」を選択すると、

mobile(スマホ)、desktop(PC)、tablet(タブレット) それぞれのCV数の違いが確認できます。

なお、初期表示では「すべてのイベント」、つまり設定している全てのCV設定のCV数を
合算した数値が表示されるようになっています。
すべてのCVイベントのうち、1つのCVイベントにおける数の違いを参照したい場合は、
表右側の「コンバージョン」列の中にある▼(プルダウン)より
確認したいCV設定を選択して確認しましょう。

活用方法:CVRの高いデバイス・低いデバイスに注目しよう
デバイスごとに切り分けてCVを確認したときに、mobile、desktop、tabletでCV数値に差はないでしょうか。
デバイスごと、なるべくCVR(コンバージョン率)の数値で評価しましょう。

CVRについては以下を参考にしてください
https://www.ab-net.co.jp/labo/88/

例えばdesktopユーザーのCVRが高く、mobileユーザーのCVRが低い場合。
スマホ表示におけるサイトの見た目やUI(ユーザーインターフェース)に課題がある可能性があります。
PC利用時にくらべて、サイトが使いづらい点や見づらい点がないかなど、一度チェックしてみましょう。

会社などではPCを利用していても、個人ではスマホ利用がメインの方が多数ではないでしょうか。
BtoCビジネスの場合、スマホ端末におけるサイトの表示状況はぜひチェックしておきたい観点です。

例3 年齢別コンバージョン数

操作:レポート>ユーザー>ユーザー属性>ユーザー属性の詳細

年齢別でコンバージョン数を確認し、
ターゲットとしているユーザー年齢と相違がないかなどをチェックすることもできます。

なお、GA4で表示される年齢データは、Googleアカウントにログインし、年齢情報の計測を許可したユーザーのデータのみ集計されます。それ以外のユーザーデータは「unknown」に分類されます。
また年齢データを収集するにはGA4の設定で「Googleシグナル」を有効にしておく必要があります。
このような年齢別データが見たい場合には、あらかじめ設定をしておきましょう。

参考:アナリティクスヘルプ [GA4] Google アナリティクス 4 プロパティで Google シグナルを有効化する

活用方法:CV年齢層をヒントに、自社サービス・サイト内テキスト表現を見直そう
たとえばローンチしたばかりのサービス・商品や、新規オープンした店舗や施設の場合、
実際の利用者像が計画段階の想定と離れていることがあります。

サイトのデザイン・テキストは、当初の計画におけるターゲットに沿った表現になっているはず。
もし想定していたターゲット年齢層と実際のCVユーザー年齢層に乖離があった場合、
サイトデザインやテキスト表現に改善の余地がある可能性があります。

よりCVを増加させるために
・CVユーザーの年齢に合った見せ方やテキスト・コンテンツを準備する
・狙っているターゲット年齢のユーザーにサービスが魅力的にうつるよう、表現をブラッシュアップする
といった対応を実施してみてはいかがでしょうか。
状況によっては、サービスそのものを見直すきっかけにもなると思います。

例4 流入経路別コンバージョン数

操作:レポート>集客>トラフィック獲得

この画面では、各流入経路におけるコンバージョン数値を確認することが可能です。
表の左側に、流入経路の分類が表示されます。
アナリティクスのトラフィックの分類方法を参考に、どういった流入経路か特定できます。

参考:アナリティクスヘルプ [GA4]デフォルト チャネル グループ

WEBサイトの改修作業などは行っていないのに、急にコンバージョン数が伸びた。
このような場合は、WEBサイト内ではなく、WEBサイト外、つまり外部の影響を受けているケースがほとんどです。
この画面で、どの流入経路のCV伸びたかなどチェックし、原因を特定することが可能です。

活用方法:CVRが多い流入経路を特定、集客強化を検討しよう
流入経路別にCVを確認し、CVRを算出することで、強化すべき流入経路の判断に役立てることもできます。

・訪問数のわりに、CVが多い。つまりCVRが高いWEB広告(キャンペーン)
・訪問数のわりに、CVが少ない。つまりCVRが低いWEB広告(キャンペーン)
どちらを強化すればCV数アップの可能性が高いでしょうか。
はい、もちろん前者です。予算に限りがある場合、前者の広告に予算を割いたほうがよいという考え方をすることができます。

CVを増加させるために、
SNS運用を強化すべきか、SEO対策を強化すべきか、広告を強化すべきか、などを同列で検討する場合にも。
サイトを運営するにあたってはすべての流入経路が大事とは思いますが、優劣をつけなければならない場合も多いはず。
そんなときに、このレポート画面を活用してみてください。

まとめ:CV数値をいろいろな目線で分解し、サイト改善のヒントとしよう

本記事内では、Googleアナリティクス4(GA4)におけるCV数値の確認方法、活用方法をご紹介しました。
サイト改善施策立案のイメージはできましたか?

アビリブでは、GA4各種設定代行、および各種アクセス解析・サイト改善活動をお手伝いします。
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なんでもお任せください。
ご相談お待ちしております!

 

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