2020.09.30 CATEGORY:フロントエンド
初めまして、フロントエンド研究室の小川と申します。
御社のWebサイトを見直す際、本件お悩みになることはないでしょうか?
結論から申し上げますと、
制作するWebサイトのターゲット・目的によっては対象外にするのも検討すべきです。
以下、
私なりに理由を上げたいと思います。
まずは、
日本国内でのシェア率(デスクトップPCのみのシェア率)と世界でのシェア率をみてみると…
日本 約11% 世界全体 約4%
次にスマートフォン・タブレットを含めたシェア率をみてみましょう。
日本 約6% 世界全体 約2%
どちらも日本国内でのシェアの方が高い傾向にあります。
なぜ日本国内のシェア率が高いのか、 私なりに理由をいくつか考えてみると、
1.PCのOSであるWindows(8.1以前)の標準ブラウザのため、そのまま利用している(わざわざ他のブラウザをインストールするのは面倒)
2.昔から利用してるブラウザなので、好んで利用している
3.InternetExplorer以外のブラウザを知らない
4.そもそもブラウザを意識したことがない。知らない。
などの理由ではないでしょうか?
上記のデータから考えられるのは、
デスクトップPCを重視且つ
国内のユーザー向けのWEBサイトに関しては、
InternetExplorer11の機能制限を受け入れてでもサポートした方が良いでしょう。
スマートフォンやタブレットを含めた、
各種デバイスを重視するWEBサイトに関しては、
InternetExplorer11は対象外とし、
InternetExplorer11ユーザーに関しては、
別途他の新しいブラウザをインストールする旨の案内ページを出す
という構成にしても問題ないかと思います。
2020年10月現在InternetExplorer11をサポート対象外とする有名なWebサイトは以下の通りです。
・Twitter
・Instagram
・GoogleFonts(WEBフォントサービス)
・Youtube
ここに
・Microsoft 365(2021年8月17日終了)
※Microsoft 365が使えなくなるわけではないが、機能制限がかかるようです
が加わりました。
マイクロソフト自らのサービスでも、サポート対象外とするほど、
InternetExplorer11の機能制限の影響は大きいと考えられます
アビリブ社内でもまだまだ研究中ですが、
新たなCSS・JSの機能を利用することによる、WebサイトのUXの向上、
新たな画像・動画ファイル規格に対応することによって、
ファイル容量を削減して、Webサイトの読み込み速度の向上
などが考えられます。
本記事に関して、
何かご質問などございましたら、お気軽にお問合せください
参考記事など
Microsoft 365 アプリの Internet Explorer 11 のサポート終了と Windows 10 での Microsoft Edge レガシー版のサービス終了
いよいよ完全終了へ。Internet Explorer(IE)サポート終了スケジュール
快適に視聴するためにブラウザをアップデートする(YouTube)
ブラウザシェアデータ