2022.08.26 CATEGORY:Webマーケティング
Webマーケティング事業部の石崎です。
先日「ユニバーサルアナリティクスが廃止?GA4へ移行するにあたっての注意点は?」でもお伝えした通り、現在主流となっている「ユニバーサルアナリティクス(UA)」のサポートが2023年7月1日に廃止される為、今後は「Google アナリティクス 4 (GA4)」への移行が求められます。
UAを使い慣れた方にとっては、機能や画面デザイン・計測指標等の違いに戸惑うことが多いと思います。
本記事では、UAとGA4の違い、GA4の概要を紹介します。
UAでは、パソコンやスマホのブラウザ単位でのセッションを重要視した設計でしたが、GA4では、セッションを超えたユーザーの行動分析に重きを置いた設計となっています。
背景として、パソコン、スマホ、タブレットなど、一人のユーザーが複数のデバイスでWebサイトを閲覧するライフスタイルが定着したことでブラウザ単位での分析が適さなくなってきたことが挙げられます。
また、スマホアプリを利用するユーザーも増えてきましたね。GA4はアプリ計測ツールを前身としており「ウェブとアプリを横断した計測」が可能になりました。
UAでは、セッションやページビューがベースでしたが、GA4では、イベントという単位をベースとしてデータが蓄積されます。
例えば、GA4では、ページビューは「page_view」というイベント、セッションは「session_start」というイベントで計測されます。
ユーザー、セッション、ページビューといった主要な指標はGA4にもあるものの、計測方法がUAとGA4では異なる為、数字は一致しません。
UAの指標をKPIとして見ていた方もいらっしゃると思います。
早めにGA4へ移行(UAとの並行稼働)を行い、GA4への完全移行までの期間に、数字の差異を把握されることをおすすめします。
UAとGA4の計測方法の違いや背景について説明してきましたが、GA4を既に導入された方はまず見た目の違いに戸惑われたかと思います。
UAとGA4では、アカウント構造も変わっています。
UAは、アカウント>プロパティ>ビュー という構成でしたが、GA4は、アカウント>プロパティ>データストリーム という構成で、ビューがありません。
では、データストリームをビューのように使えるかというと、そうではありません。
UAでは、プロパティごとにトラッキングID(UA-XXXXXXXXX-X)がありますが、GA4ではデータストリームごとに計測ID(ストリームID:"G-XXXXXXXXXX")があります。データストリームは、データ収集先(ウェブサイト、Android アプリ、iOS アプリのいずれか)ごとに作成することで、収集先を横断的に計測することが可能になるものです。
UAでは、セッション軸やページビュー軸の各種レポートがありセグメントやフィルタ機能など抽出・分析機能も充実していましたが、GA4には標準で提供されているダッシュボード(レポート)と分析用のレポート(データ探索)の2種類のレポート機能があります。
UAのビューで行っていたようなデータ抽出は主にデータ探索で行うことになります。データ探索は過去データにも適用でき、自由度が高い点がメリットである反面、一定のスキルが求められます。
「データポータル」等の外部ツールを活用して、データをレポーティングすることも方法のひとつです。弊社でもレポーティングサービスを提供予定です。
弊社でGA4の設定を代行することも可能です!
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(多数のお申し込みが予想されますので、その場合は順次対応となります)
また、弊社では不定期でGA4のセミナーを開催しております!
過去のセミナー情報はこちらです。
https://www.ab-net.co.jp/news/890/
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